震災・災害

春のあらし

Posted by hsaitoh on 4月 04, 2012
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日本列島を縦断した春のあらしが、新発田にもやってまいりました。

羽越線・白新線とも全線運転見合わせです。

私も今日は新発田のホテルに泊まります。

明日は平常どおりになることを祈ります。

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震災から1年(交通網維持の論点)

Posted by hsaitoh on 3月 12, 2012
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東日本大震災発災から1年が経過しました。

震災で亡くなった方のご冥福と、一刻も早い行方不明者の発見と、被災地の生活の早期再建を祈念します。

(発災時間である午後二時過ぎには村上市におり、私も同行者と黙とうに参加させていただきました。)

挨拶周りの帰路、思い立ってJR越後早川駅(村上市内)から列車(村上駅以北は電車は走っていないため電車とは言いません。「汽車」という人もいます。)に乗りましたところ、画像の風景に行き当たりました。

この画像をご覧いただくと、違和感を感じられることと思います。

その違和感の原因は、真ん中のホーム右側にもう一本線路があるべきところを、それが剥がされているため、空間が間延びして見えることにあります。

このように線路を剥がす理由は、民営化後のJRの経営合理化のためです。

つまり、国鉄時代は、羽越本線(新津~秋田)は日本海側の物流を支える大幹線であり、かつ安全対策などにも余裕をもって投資を行っていたため、越後早川駅でも列車の行き違いができるように線路を3本敷いていました。

駅に線路が3本あれば、上下線の列車を同時に停車させ、優先順位の高い、より重要な列車を通過させることが可能になります。つまり駅に線路が3本ある状態が、有事に柔軟に対応できる最小限の体制ということになります。

それが、保守点検費用などの観点からは、いつあるか分からないダイヤの乱れや有事対応のために3本目の線路を維持しておくのは「非効率」であるため、民営化後この「三本目の線路」を撤去する「合理化」が進められました。

もちろんこの「合理化」を一概に否定することはできません。JRは国も株主として資本参加しているとはいえ、基本的には民営企業ですから、コストカットを行うことは必要であり、かつそのコストカットこそが、国鉄を民営化した大きな理由でした。

しかし一方で、阪神・淡路大震災が起きた当時、太平洋側の山陽本線が通行不能になったため、日本海側の山陽本線などのう回路に貨物列車を回したところ、上の越後早川駅と同様に「三本目の線路」を剥がした駅が多かったため、臨時ダイヤを思うように組めず混乱を来したという事例もあります。

羽越本線という日本海縦貫の幹線の駅施設にも、ある程度有事に備えた柔軟性を持たせられるだけの投資をJRに行わせることができるよう、国土交通省、内閣府などが連携して、阪神・淡路大震災の教訓に基づく取組を進めるべきです(税制などの面で災害対策のための投資にインセンティブを持たせるなど。)。

さて、改めて画像を見ていただくと、左手の線路を貨物列車が通過しています。

村上駅以北は旅客扱いの面ではローカル線の扱いで、1日10往復程度が走っているにすぎません。

しかし、北海道・青森方面から関西方面へは羽越本線経由が最短ルートであり、旅客列車を上回る本数の貨物列車が毎日通過していきます。また、東日本大震災で東北ルートが遮断されたときは、相当な量の物資が運ばれました。

物流の面では、羽越本線は今なお日本縦貫線の大動脈です。

都会の大幹線と同様の投資を行うことは無理としても、災害など有事に備えたある程度の投資を継続して行うことが必要と考えます。

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地方の環境を維持するために

Posted by hsaitoh on 2月 27, 2012
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数日間温暖な気候が続き、平野部を中心に雪も大分融けたところでしたが、県北はまた週末雪が降り始めました。

県議会2月定例会における答弁によれば、新潟県は本年度、除雪費用に当初予算の2倍の100億円を投じたとのことです。

この100億円の経済価値についてみると、通常の公共事業と異なり、ストック、つまり道路や橋などの社会資本形成につながらないものではありますが、生活基幹道路である県管理国道・県道を維持するため不可欠の出費です。

私が常々主張していることですが、地方に住み、地方の環境を維持していくには、単に現状維持をすれば良いというものではなく、下りエスカレータを歩いて同じ場所にとどまり続けるような努力が不可欠です。

山林は間伐をしないと水害や土砂くずれを引き起こします。ダム湖は浚渫(しゅんせつ)を続けないと土砂で埋まって機能を果たさなくなります。棚田は産業としてのみ農業をみると、集約化、機械化に適さない非効率的な耕作形態にみえるかもしれませんが、土壌流出防止、豪雨時の保水力維持に極めて大きな効果を発揮しています。

そもそも越後平野の別名である「蒲原(かんばら)」は、湖沼のふちのような水辺に生える植物「蒲」(ガマ)に由来します。江戸時代に干拓した低湿な土地が平野部の多くを占める県北は、水田耕作に極めて適している反面、揚排水機の整備や河川の淡水化事業の継続など、水との戦いが欠かせません。

これらに必要な予算を確保し、日本の食糧基地としての役割を果たしていくためには、地元から国民代表機関である国会に代表を送り出し、地元の利益だけでなく、国土保全、食料安全保障など国益の観点からも、県北に継続的に投資をすることの意義を、説得的に主張していく必要があると思っています。

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避難を余儀なくされている自治体の維持と再生のために

Posted by hsaitoh on 2月 16, 2012
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東日本大震災、そして福島第一原発の爆発事故により、昨年末時点で約30万人にのぼるといわれる多くの被災者の方々が、避難生活を余儀なくされています。

そんななかで、福島県の川内村の遠藤村長が「帰村宣言」をし、話題になりました。

遠藤村長のいわれる「このままでは離れ離れで暮らしていては、コミュニティがバラバラになってしまう。」という危機感も分かりますし、他方で村民のコメントとして紹介されている「原発事故はまだ収束しておらず、時期尚早ではないか。」という心配も、良く理解できます。

そこで、この新潟県の第三選挙区の過去の経験を踏まえ、提言したいことがあります。

それは、より安全な遠隔地で、充分に土地がある場所に、暫定でも自治体丸ごと集団仮移転してはどうか、ということです。

移転といっても、単に個人個人で引っ越すということではなく、仮の町の庁舎も作り、仮設住宅も作り、小学校も中学校も作り、昔の住所も地番も電話番号も隣組もそのまま維持し、菩提寺や先祖代々の墓も持ったままで集団仮移転するのです。

放射性物質への懸念が残る現状で、「帰村」を宣言されても、子育て中の若い世代などはなかなか戻りがたいと思いますし、年配の方だけが帰村しても、コミュニティは維持できません。

そこで丸ごと移転して、人のつながりを維持したまま、本当に安心して帰れるようになったときに、皆で帰ることこそが、被災地コミュニティの維持と再生につながると思います

さて、以上の着想は、冒頭書いたとおり、第三選挙区の過去の事例を踏まえたものです。

第三選挙区の過去の事例とは、聖籠町の亀塚集落の集団移転の事例です。

聖籠町亀塚は、かつてもっと南よりの場所にありました。それが、大規模な掘り込み式港である新潟東港を建設する際に建設用地にかかったため、ばらばらに移転せずに、現在の場所に、集落がまとめて移転したのです

住所やお寺、郵便局までまとめて移転したために、コミュニティが維持され、皆がばらばらにならずにすんだとの話を伺います。また中越地震による集団移転をした旧山古志村についても、同様の話を伺います。

わが国には、この種の復旧復興に資する有益な事例がまだまだ多くあると思います。先行事例を踏まえて、より復興に資する政策を立てていくことが重要と考えます。

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豪雪対応

Posted by hsaitoh on 2月 12, 2012
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さて、石井県議、帆苅県議、岩村県議の県政報告会・後援会総会を通じて、特に話題になりましたのは、豪雪です。

行政関係者からは例年になく除雪費用を要していることが指摘されました。

国、県、市町村は、それぞれ所管の道路について、直轄車両・人員によるほか、建設会社に委託して除雪を実施していますが、降雪量が多くなれば出動回数も多くなり、その分人件費、機材の損耗、融雪剤(塩化カルシウム。いわゆる「塩カル」。水に溶け、凍結する温度を数度下げる効果がある。)などの費用もかさみます。

例えば新発田市では当初予算3億円で組んでいた除雪費用が枯渇し、今シーズンは除雪費用だけで10億円を超過する可能性があるとの話がありました。

また、建設業界関係者からも、連日の出動で人繰りも機材の手当も限界に来ていることについて、問題提起がありました。

昨シーズンも多くの降雪がありましたが、休み休みの降雪であったため、関係者も休みを入れることができたのが、今シーズンは続けての降雪であるため、人も機材も休みなしで出動している状況です。

今日(2月12日)の新潟日報朝刊のトップニュースにもなっていますが、十日町と糸魚川とでロータリー除雪車への除雪作業担当者の巻き込み死亡事故が相次いで発生しました。

いずれも点検・修理中の事故ということで、連日フル出動しているためのロータリー部分の不調、そしてどちらも突然ロータリー部分が作動したための事故ということで、疲労による作業ミスの可能性が指摘されています。

また人繰りの面では、除雪作業が重機の免許を持っていれば誰でもできる訳ではないという問題もあります。

例えば、旧街道沿いの集落などは道が狭く曲がっており、またいたるところに消火栓などの背の低い障害物が雪の下に埋まっていますし、反対に周囲に何もない場所などでは、そもそも道路がどこにあるかすら、30分も吹雪に見舞われれば皆目分からなくなります。

目印に旗竿を指してはいますが、雪のない時期からその道を熟知していないと、恐る恐る除雪をせざるを得ず、結果十分な道幅が取れない、あるいは反対に障害物を巻き込んでしまうなどの問題が発生することがあります。

地方の生活環境を維持するとは、それを支える人材を育て、維持することに他ならないとの思いを強くします。

以下は村上市平林(旧神林村平林)地内の画像です。画像では分からないかも知れませんが、T字路です。この画像は晴れ間に撮影したものですが、吹雪くと、3本のポールはほとんど見えなくなります。

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