2016.01.12 羽越新幹線??

2020年東京オリンピックに向けて。国内交通網の整備が話題になっています。これと関連して、羽越本線・白新線(以下「羽越線」といいます。)について、新幹線化をめざすべきか?という議論があります。

私の意見は「羽越線は新幹線化ではなく在来線のままで、ソフト・ハード両面での整備を進め、安定化・高速化を進めるべき」というというものです。

その理由の第1は、新幹線化したあと、並行在来線となった羽越線の維持の負担に、沿線自治体が耐えられないということです。というのは、JRは並行在来線は民営化(含第三セクター)を原則としていますので、長距離旅客というドル箱を新幹線に奪われたあとの並行在来線の維持に、新潟市や新発田市や胎内市や村上市は、相当の財政負担をしなければならなくなり、現実的ではありません。

第2に、フル規格の新幹線にするなら、羽越線のレール間隔を現在の狭軌から広軌に変えなければならず、そうとなると、現在日本海側を通過している大量の鉄道貨物を運ぶことが困難になります。これはわが国全体にとっての損失になります。

第3に、それだけの財政負担を求めることが現実的かという問題があります。ミニ新幹線化なら費用は圧縮されますが、ミニ新幹線は在来線を基本的にそのまま使用するので、大幅な速度向上は望めず、効果は大きくありません。例えば新潟・新発田間で5分短縮、新潟・村上間でも10分程度の短縮にすぎず、村上以北も線形が悪かったり、単線が多いので、大幅な時間短縮や安定運行化は望めません。

以上の理由から、現在私は羽越新幹線建設促進活動には賛成しておりませんし、今後ミニ新幹線や、フリーゲージトレインなどの分野で大幅な技術革新が起きるまでは、むしろそのエネルギーを羽越線安定化・高速化に費やすべきと主張しております。

ただし、国民の利便向上と経済発展に資する新幹線の新潟空港延伸(ガーラ湯沢駅方式)は、前向きに取り組むべきだと思います。

ご意見、お待ちしております。

Posted by hsaitoh on 2016年 01月 12日
活動報告

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